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【売約済】ポリーニ／ベートーヴェン：ソナタ第4番、第9番、第10番、第11番

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ベートーヴェン
①ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 op.7
②ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 op.14-1
③ピアノ・ソナタ第10番ト長調 op.14-2
④ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 op.22

マウリツィオ・ポリーニ（ピアノ）
録音：2012年5月29日～6月1日

ベートーヴェンの32曲のソナタの中でも《ハンマークラヴィーア》に次ぐ規模を誇る大作第4番。簡潔な書法の中に優美さと豊かさを凝縮した作品14の2曲、第9番と第10番。作曲者の初期様式を締め括るに相応しい自信作、第11番。ポリーニの柔らかく優美なタッチと透明な音色、豊かなカンタービレが際立つ至高の一枚。

第4番は、ベートーベン初期の大傑作ソナタの超名演奏。ミケランジェリ以来の素晴らしさです。ポリーニのベートーベンは、30代で録音した後期と比較的最近の初期作品がずば抜けて素晴らしい。ポリーニの到達点をまざまざと感じる。絶妙なペダリング、ベートーベンのあの息の長い旋律が、時を追うにつれて厚みを加える響きに支えられ、人を恍惚とした境地に誘う。

ポリーニがベートーヴェンのピアノ・ソナタの録音を開始したのは1975年、ポリーニが33歳の時であった。そこから、実に37年の歳月が流れ、ポリーニは70歳になった。それにしても、37年という歳月は重い。グルダはひと夏（約2か月）で32曲の全集を録音したのとは大きな違い。それはさておき、今回のポリーニのベートーヴェン、聴いてみるとこれがいかにも熟のまろみといったものを感じさせる出来栄え。さすがである。心地よいテンポを維持し、構造的な音の展開を十分なダイナミクスを持って描く。音色は、かつてよりやや “くすみ” があり、音の独立性も以前ほど完璧ではなくなったが、全体的な暖かみ、豊かさとして伝わるようになった。いかにも間断も弛緩もない流れの豊かさを感じるテンポが透徹していて、フォルテの膨らみや、旋律の柔和なカンタービレなど、堂々たるもの。彫像的でありながら暖かみを感じるピアニズムが横溢した、豊かなベートーヴェンが鳴り響いています。

輸入盤、盤面傷無し　15
プラケースすれあり

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カテゴリー	CD・DVD・ブルーレイ > CD > クラシック
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